腰椎分離症について
腰椎とは、背骨の下の部分のことを意味していますが、この部分に痛みが伴う場合には、腰椎分離症の可能性が高いです。原因は、骨がまだ未発達の子供が普段を行わないような運動をした場合、この状態になることが考えられます。
例えば、野球やサッカーあるいはバレーボールなどで強く腰をひねる場合やそこまで強くなくても反復して腰をひねった場合には腰椎に大きな負担がかかる事も考えられます。これが痛みの原因となり、突然電気が走るようなことも少なくありません。
年齢的には、10歳から15歳位の成長期の男の子に見られる症状です。すべての子供が運動した時この症状が見受けられるわけではなく、体質的な要因もあるとされています。
腰椎分離症の症状
症状は、腰に痛みが生じるよりも太ももなどに痛みが生じるケースが少なくありません。その理由は、腰椎を通っている神経が太ももあたりにまで伸びているからです。
通常歩いているだけでは痛みを伴うことが少ないですが、腰をひねる動作や腰を後ろに反らせる動作をすることにより痛みが伴うこともあるでしょう。
症状が軽い場合は、動かなければ痛みは伴わないため日常生活を営む場合もそれほど大きな負担にはなりません。これに対して、痛みが伴っているにもかかわらず運動し続けると症状が悪化してしまい立ち上がることが難しくなることもあります。
一時的に治ったとしても、高齢になってからこの症状が出始めて痛みを感じるケースがあることも知っておくとよいです。
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